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2020年08月10日更新

中学生のテスト・受験の時事問題対策方法は?2020年度最新版の中学生の時事問題も紹介

高校受験や中学生の定期テストに出てくる時事問題

他の科目とは違って勉強方法もイマイチわかりにくく、苦手にしている子も多いですよね。

理科の時事問題ならまだしも、社会科となると範囲が広すぎてお手上げ!とハナから捨ててる子もいるくらいです。

そんな中学生の悩みのタネ、社会科の時事問題について解説と対策を紹介します。

こんにちは!
ニュースは毎日チェック!好きな女子アナは水卜麻美。がってん!編集部の関口です。
中学生の時事問題は対策が難しく、テスト前の悩みの種ですよね。
そんな中学生向けに、オススメの対策方法や今年起きた時事問題をご紹介します。

時事問題を中学校のテストで出す理由

そもそもなんで社会科や理科だけ時事問題なんかテストに出すんだ!授業でやったことだけ出せばいいじゃないか!」と思う中学生や親御さんもいらっしゃるでしょう。

時事問題を出す理由のひとつは、社会科と理科で学ぶことは世の中で起きていることと密接に関わっているからです。

政治家の名前や法改正の話題などは、社会に出ると知っていて当然の内容です。

台風など災害の話題やノーベル賞受賞者など理科の時事問題も、新聞を見れば間違いなく書いてあるくらいの誰でも知っている内容ですよね。

これらの身近な話題に中学生のうちから触れてもらおうという意図があります。

 

……という建前の元、定期考査など学内のテストで時事問題が出るのには、もう一つ理由があります。

時事問題さえなければ高得点が狙えるのに……」という中学生は少なくありません。

実はそれこそが時事問題を出す目的なのです。

時事問題が出題されるもうひとつの理由は、社会と理科は比較的簡単に高得点が取れてしまうからです。

中学校の社会と理科の問題は応用問題を作りにくく、学校で習ったことをしっかりと勉強すれば高得点が取れます。

 

簡単に高得点が取れるのはテストを受ける中学生にとっては嬉しい限りですが、教師としては望ましくありません。

あまりにも平均点が高いとほとんどの生徒が評定4以上になってしまいます。

社会科と理科では時事問題を取り入れているのは、どうにかして平均点を50~60点程度にしたいため、というのが理由のひとつです。

つまり、時事問題が苦手で高得点が取れないというのは、教師の思惑通りの展開ですね。

中学生の社会科の時事問題は他の人と差をつけるチャンス

社会科と理科、特に社会科は比較的簡単に高得点が取れる教科です。

誰でも高得点を取れるので、他の人と差をつけにくい教科とも言えます。

そこで差をつけられるのが時事問題です。

 

定期テストの時事問題をしっかりカバーできれば5~10点の底上げができます。

時事問題は普段から対策していれば簡単に点を取れますが、対策しておかないと全く点が取れないことが多いです。

時事問題は対策しているかどうかで差が大きいので、他の人ときっちり差を付けられます

 

対策として普段から新聞やニュースで時事問題に触れていると、地理、歴史、公民など社会科分野の知識をはじめ、語彙や読解力などの地力が向上します。

目先の点数を稼ぐだけではなく、ちゃんと実力も上がるので、時事問題を捨ててしまうのはもったいないです。

中学生向け、最新2020年の時事問題をピックアップ

時事問題は大抵テスト当日から3ヶ月以内くらいに起きた出来事から出題される傾向があります。

その期間内に目立った出来事がないときは6ヶ月間、7ヶ月間・・・と期間が広がりますが、1年間くらいの主要な出来事をカバーしていれば問題ありません。

 

2020年に起きた、最新の時事問題に出そうな内容をピックアップしました。

時期出来事概要
1月イランの司令官殺害アメリカ合衆国のトランプ大統領の命令で、イラン革命防衛隊ソレイマニ司令官が殺害されました。
イランは報復としてイラクにあるアメリカ軍基地にミサイルで攻撃しました。
1月カルロス・ゴーン氏が
レバノンに出国
日産自動車元会長カルロス・ゴーン氏は保釈中で海外への渡航を禁じられていましたが、
レバノンに出国していることが判明しました。
1月新型コロナウイルス発生中華人民共和国の武漢新型コロナウイルスによる感染症が広がり、
国際連合(国連)のWHO(世界保健機関)が警戒を呼びかけました。
1月地層時代の区分に
チバニアン
千葉県養老川沿いの地層は、地球史上最後に地磁気逆転が起きたことを証明する地層で、
約78万年前~12万年前の地層時代の名称をチバニアンとしました。
1月イギリス(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)
がEU離脱(通称Brexit
イギリス(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)が正式にEU(ヨーロッパ連合)を離脱し、
1973年にEC(EUの前身)に加入して以来の47年間の歴史に幕を閉じました。
1月台湾総統選台湾で総統選が行われ、蔡英文総統が再選しました。
2月クルーズ船で
コロナ感染拡大
イギリス(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)船籍でアメリカ合衆国の会社が運航している、
豪華客船ダイヤモンド・プリンセス号乗船の男性がコロナウイルス感染していました。
横浜港に停泊し、14日間に渡って乗客乗員合わせて約3,700人が待機しました。
2月新型コロナウイルス命名WHO(世界保健機関)は新型コロナウイルスによる疾患を「COVID-19」と命名しました。
2月アメリカ合衆国とタリバンが和平合意アメリカ政府反政府勢力タリバンが和平合意に署名し、
2001年以降続くアフガニスタンでの紛争集結に一歩前進しました。
3月臨時休校新型コロナウイルス感染拡大防止の為、安倍晋三首相が全国に臨時休校を要請し、
3月2日から大半の学校が休校となりました。
3月世界的流行新型コロナウイルスの感染拡大について、WHO(世界保健機関)パンデミック(世界的流行)と表明しました。
過去のパンデミックには1918~20年のスペイン風邪など。
3月オリンピック延期新型コロナウイルスのパンデミックを受け、
IOC(国際オリンピック委員会)らは東京オリンピック・パラリンピックを1年延期し、
2021年7月23日~8月8日の日程で開催することを決定しました。
4月緊急事態宣言新型コロナウイルス感染拡大を受け、安倍晋三首相は「緊急事態宣言」を発令しました。
当初は東京・さいたま・千葉・神奈川・大阪・兵庫・福岡の1都7県だったが、
全国的な感染拡大を経て全国に拡大しました。
4月アメリカ大統領選、民主党候補者11月に行われるアメリカ大統領選挙民主党候補ジョー・バイデン氏が指名されることが決まりました。
5月緊急事態宣言の延長、解除当初は5月6日までとされた緊急事態宣言が延長し、5月14日に39県で解除されました。
以後残りの都道府県も徐々に解除され、5月25日に全国で解除されました。
5月黒人男性死亡事件黒人男性白人警察官に押さえつけられて死亡した事件が発生しました。
世界各地で抗議デモが起こっています。
5月民間初の有人宇宙船打ち上げアメリカ合衆国の宇宙開発企業スペースXが、民間企業で初めて有人宇宙船打ち上げに成功しました。
6月南北共同連絡事務所を爆破朝鮮民主主義人民共和国南北融和の象徴的な存在である南北競争連絡事務所を爆破しました。
7月GO TOトラベルキャンペーン地域活性化、需要喚起を目的として、旅行費用の一部が支援されるGO TO トラベルキャンペーンで、
東京都内宿泊を対象から外しました。

今年は新型コロナウィルスの影響で、主要なニュースがとても多い年になってしまいそうですね。

新型コロナウイルス関連の用語としてソーシャルディスタンス特別定額給付金PCR検査などの単語も要チェックです。

主要国名と首脳の名前は年間を通して出題される可能性があります。正式名称、フルネームで覚えておきましょう。

  • 安倍晋三首相日本
  • ドナルド・トランプ大統領アメリカ合衆国
  • エマニュエル・マクロン大統領フランス
  • アンジェラ・メルケル首相ドイツ
  • ボリス・ジョンソン首相イギリス(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)
  • ジュゼッペ・コンテ首相イタリア
  • ジャスティン・トルドー首相カナダ
  • 習近平(しゅう きんぺい)国家主席中華人民共和国
  • 金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長朝鮮民主主義人民共和国
  • 文在寅(ムン・ジェイン)大統領大韓民国

高校受験で時事問題は出題される?

定期テストでは時事問題が出てきますが、肝心の受験ではどうでしょうか。

高校入試の問題でも、時事問題は取り上げられることが多いです。

社会科では時事問題とそれに関連する地理や歴史の問題はよく出題されます。

ニュースなどの時事問題をチェックするときに、その背景や関連する人名や用語も確認し、中学校の学習内容と結びつけておくと、受験にも役に立ちます。

 

高校受験で時事問題が取り上げられるのは、社会科に限った話ではありません。

英語や国語の長文問題では、その年に起きた出来事をテーマにしている場合もあります。

長文を読むときに、内容がはじめから分かっていたら大きなアドバンテージですよね。

 

また、高校受験は筆記だけとは限りません。

高校によっては面接もありますよね。

よくある質問項目は「志望動機」や「高校に入ったら何をやりたいか」などですが、「最近気になるニュースは?」という質問も定番です。

そもそもニュースを知らないと話になりませんし、そのニュースに対して自分の意見を持っていることを望まれます。

時事問題を普段からチェックしておくと、面接対策にも一役買ってくれます。

 

時事問題は社会科に限らず筆記試験で有利に働き、面接まで考えると対策は必須と言えます。

テストや受験の時事問題対策に有効なのは?

定期テストで時事問題がよく出る社会科はそもそも点を取りやすい教科です。

その中で、時事問題の配点はせいぜい5~10点ほど。

そもそも社会科の点数が悪いという人は、時事問題以外の部分をきちんと勉強したほうが点数は上がります。

安定して80点くらい取れていて、もうひと伸びしたいという場合に時事問題対策が有効です。

 

受験の場合は話が別。

もし時事問題対策を怠って点数が取れなかったら取り返しがつかないので、絶対に対策しておきましょう。

とはいえ、「時事問題ってどうやって対策するの?」という中学生は多いです。

教科書に載っていない内容なので、対策の方法がわからないですよね。

最近話題の単語に山を張って、あとは神頼み……では、安定できません。

対策しにくいと言われる時事問題の対策方法を紹介します。

問題集

テストや受験の対策といえば問題集を解くのが基本ですよね。

時事問題も問題集が売られています。

これを購入すれば一安心!……といいたいところですが、時事問題は他の勉強より問題集の効果が薄いんです。

世の中で起きていることから出題される時事問題は、出題される可能性がある出来事が日々更新されます。

問題集を購入しても、その本の出版以降に起きた出来事には対応していません

各国首脳の名前などをまとめて確認するといった用途では有効ですが、最新ニュースに対応していないのは大きなマイナスです。

さらに、時事問題は何が起きたかを覚えるだけでなく「なぜ起きたのか」「それで何が変わったか」といった流れを学ぶ必要があります。

特に面接の時事問題対策では、ニュースの内容をきちんと理解していなければなりません。

問題集を購入するのもいいですが、日々ニュースをチェックする必要はなくなりません。

時事問題の対策はニュースに触れ続けることと言えます。

テレビニュース

ニュースを確認というと、ぱっと思い浮かぶのがテレビのニュースですが、時事問題対策としてテレビのニュースに頼るのはオススメできません

朝ごはんを食べるときに見ている、朝のニュースを確認すれば、世の中の出来事がわかります。

……というのが理想ですが、毎朝そんなにニュースを見るほど余裕がある中学生は少ないですよね。

ギリギリまで布団に入って、パパっとご飯と身支度をして「いってきまーす」と、朝はバタバタしている中学生が多いのではないでしょうか。

テレビのニュースは放送時間が決まっているため、自分のスケジュールに合わせるのではなくテレビのスケジュールに合わせないとチェックできないのが難点です。

 

さらに、テレビのニュースは復習ができないというのもオススメできない理由です。

一回で完璧に理解できるなら問題ないですが、そうはいきませんよね。

かといって、自分の知識として定着させるために、録画を何度も見返すのは現実的ではありません。

ただニュースを知るだけならテレビで問題ありませんが、テストや受験の対策には向いていません

時事問題の対策は過去のニュースとも照らし合わせて、出来事の流れを理解することが大切です。

後で見返せるものを使って対策するのをオススメします。

ネットニュース

ネットニュースは中学生の時事問題対策に有効です。

自分のスケジュールに合わせて確認できて後から見返すことも可能です。

さらに、インターネットでニュースを確認する場合、わからない単語や場所が出てきた場合、すぐに検索できるという利点もあります。

特に場所は地図で調べることで位置関係がわかり、頭に入ってきやすいです。

 

ネットニュースのデメリットは情報量が多いことと、情報の信頼性です。

ネットには様々なニュースが飛び交っています。

更新頻度が多いため、頻繁にチェックしなければ新しいニュースが埋もれていってしまいます

さらに、その中から時事問題で出てきそうな話題かどうかを自分で判断しなくてはいけません。

「一番大きく出ているニュースなら、世間の関心がある話題だから間違いない」と考える方もいますが、ニュースサイトによっては閲覧履歴などからその人の関心がある分野を分析して表示しているので、観る人によってトップに表示されるニュースが違う、なんてこともあります。

ネットではフェイクニュースなども出回っているので、事実かどうかをいちいち吟味しなくてはいけないのも手間です。

 

ネットニュースで時事問題対策は可能ですが、情報の取捨選択ができないと効率が悪く、間違ってフェイクニュースやジョークサイトの内容を信じてしまうと本末転倒になってしまうため、あまりオススメできません。

新聞

中学生の時事問題対策には新聞を利用するのが一番有効です。

朝刊などは毎朝届くからといって、必ず朝に読まなくてはいけないというものではありません。

時間があるときに読めばOKです。

新聞を読み慣れていないと、記事を最後まで読むのはなかなか苦痛かもしれません。

そんな方は、まず見出しだけでも読みましょう。

見出しだけでも何が起きたのかは大体わかりますし、その中で気になったものがあれば中身まで読むようにすれば、自然と新聞を読む習慣が身につきます。

その日のトップニュースは一面に大きく出ているので、世間での話題の大きさもなんとなくわかります

活字を読むことで語彙力や読解力の向上という副産物があるのも見逃せません。

ニュースを知る手段だけなら今の世の中色々ありますが、時事問題や受験対策なら新聞がもっとも効果的です。

中学生の時事問題対策は読売中高生新聞がオススメ

時事問題対策は新聞を読むのが一番おすすめですが、どの新聞が時事問題対策にいいのかというのも悩みどころですよね。

がってん!編集部がおすすめするのが「読売中高生新聞」です。

 

時事問題対策をしたいとはいえ、いきなり普通の新聞を読むのは中学生には少し難しいかもしれません。

内容がよくわからない文章を読むのは大人でも苦痛に感じます。

そんなお子さんに普通の新聞を無理に読ませても、苦手意識が増すだけで、ニュースや新聞を嫌いになってしまうかもしれません。

そんな全国の中学生のためにあるのが中高生新聞です。

中学生・高校生向けの内容なので読みやすいのはもちろん、時事ニュースも主要なところはきっちり抑えています。

中高生新聞にもいくつか種類がありますが、その中でも読売中高生新聞をおすすめする理由はコチラです!

読売中高生新聞の概要

紙面名

読売中高生新聞

価格

月額850円

発行日

毎週金曜日

大きさ

タブロイド判

ページ数

24ページ

読売新聞社が発行している、中学・高校生向けの新聞です。

10代が世の中を知る教科書」のような新聞を目指し、ニュースを中心に多彩なコーナーがあります。

若い世代が読み慣れている横書き、オールカラー、イラストや図を使ってニュースを解説するなど、わかりやすく読める工夫がなされています。

 

ニュースには表紙を含め7ページ当てており、中高生に知ってほしいニュース、考えてほしいニュースを写真、図解を使って丁寧に掘り下げています。

読売中高生新聞のココがオススメ

読売中高生新聞はオールカラー、イラストや図の多用といった特徴から、新聞というよりも雑誌感覚で読めるのが特徴です。

中高生向けの新聞は読売中高生新聞の他に朝日中高生新聞がありますが、取り扱う時事問題の内容は、ぶっちゃけ大差ありません。

となると、わかりやすさ、読みやすさで差が生まれますが、読みやすさなら読売中高生新聞が1番です。

新聞特有の「とっつきにくさ」を感じないので、今まで新聞に馴染みがなかった中学生にもオススメできます。

週1回の発行なので、毎日読むのではなく週末にまとめて読めるのも、部活や勉強に忙しい中学生にぴったりです。

ネットニュースや通常の新聞で必要な「時事問題に出そうなニュースを選ぶ」という作業が必要なく、はじめから中高生向けにまとめられているのが良いですよね。

時事ニュースは詳しく内容が書かれているので、バッチリ時事問題対策ができます

 

ニュース以外に学習、学校生活、エンタメ、ファッション・美容、マンガ・ラノベなど中高生向けのコンテンツを多数掲載しています。

半分勉強、半分娯楽といったバランスで、楽しみながら読めるのが他の中高生新聞との違いです。

勉強のためにいやいや新聞を開くよりも、新聞を読むのが楽しいと感じられれば、促されなくても自分から勉強しようと思えるはずです。

 

個人的には学習コンテンツの「英語」がオススメ!

アメリカの若者が話す英語を紹介する「ティーンのぶっちゃけ!英会話」は中学生でもわかりやすく理解できる解説もあるので、英語学習の役に立ちます。

 

 

さらに、朝日中高生新聞より安いのも親御さんにとっては嬉しいポイントです。

まとめ

定期テストの時事問題は平均点を低くするために設問することが多いので、ココで点をしっかり取れれば周りより一歩リードできます

受験でも筆記で時事問題が取り上げられることは多く、普段から対策をしているかどうかが合否を左右するかもしれません。

面接を受ける場合は対策は必須です。

 

中学生の時事問題対策は、内容とわかりやすさ、とっつきやすさを兼ね備えた読売中高生新聞がオススメ。

興味がある人はおためし読みもできるので、ぜひ申し込んでみてください。

この記事を書いた人

コラム作成チーム

がってん!編集部

「必要な情報がギュッとつまったサイトがあれば便利だろうな」 そんな考えから「がってん!」は生まれました。 「がってん!」に触れた、みんなが納得して「合点(がってん)がいく」ことが私たちの願いです。