2020年12月11日更新
英語でニュースを読もう!ニュースサイト・英字新聞5選

英字新聞はその名の通り、国内外のニュースを英語で掲載している新聞です。
元々は日本在住の外国人向けに作られたものですが、日本人の英語学習教材としても活用されています。
現在の英字新聞を大きく分けると、在日外国人や海外のニュースを知りたい人向けの英字新聞と、学習教材としての色が強い英字新聞の2種類があります。
「オススメの英字新聞」について調べると、語学学習に使いやすい英字新聞を紹介されることが多く、外国人や英語でニュースを読みたい人向けの、本来の英字新聞の情報って案外ないものです。
そこで今回は、「英語学習」ではなく「ニュースを読む」ことを重視して、オススメのサイトや英字新聞をそれぞれ紹介します。
目次
- 1 オススメニュースサイト5選
- 1-1 The Japan News
- 1-2 Japan Today
- 1-3 NHK World-Japan
- 1-4 BBC
- 1-5 CNN news
- 2 オススメ英字新聞5選
- 2-1 The Japan News
- 2-2 The Japan Times
- 2-3 Nikkei Asia
- 2-4 The Wall Street Journal
- 2-5 TIME
- 3 まとめ
オススメニュースサイト5選
The Japan News

サイト名 | The Japan News |
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URL | |
料金 | スタンダード版:無料 プレミアム版:1ヶ月3665円 |
事業者 | 読売新聞東京本社、読売大阪本社 |
読売新聞社が発行する英字新聞「The Japan News」のWeb版です。
スタンダード版は無料で利用でき、本体の新聞を定期購読している方はプレミアム版を利用できます。
新聞の購読無しでWebのプレミアム版だけ利用することはできません。
スタンダード版でも最新ニュースは問題なくチェック可能。
プレミアム版は、過去に掲載された記事を読めるほか、音声読み上げ機能、1週間のダイジェストをまとめた「The Japan News Weekly」を閲覧可能といったサービスを利用できます。
最新のニュースを知る分には無料でも十分使えるので、英語で日本のニュースを読みたい場合は第一候補に上がるサイトです。
特集記事などを遡って読みたい場合は本紙を購読する必要があるので検討しましょう。
運営は読売新聞社なので、どちらかと言えば国内ニュースが多め。
世界一の発行部数を誇る新聞社だけあって、ニュースの正確さは折り紙付きです。
読売新聞本紙の翻訳記事が多いので、日本語の新聞で書かれているニュースを英語で読みたい方にオススメです。
日本在住の外国人に、日本人の考え方や視点を知ってもらうきっかけになります。
米紙「ワシントン・ポスト」、英紙「ザ・タイムズ」、アジアの主要連合紙「アジア・ニュース・ネットワーク」など、海外の新聞とも提携しており、国内だけでなく海外記事も充実しています。
日本各地の魅力を紹介する「travel」、日本のラーメンを紹介する「Ramen of Japan」など特集コーナーも充実しているので、情勢を知るニュースだけでなく日本の文化を知りたい外国人の役に立ちます。
現在はコロナウイルスに関する情報をまとめた特設ページもあり、国内のコロナ情報をキャッチしておきたい方にもおすすめです。
Japan Today

サイト名 | Japan Today |
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URL | |
料金 | 無料 |
事業者 | ジープラスメディア |
Japan Todayは完全無料で利用できる英字メディアです。
日本のニュース専門の報道機関を謳っており、政治、経済、社会、文化、スポーツなど一般ニュースから芸能ニュースまで英語で配信しています。
日本に興味がある海外在住の方の利用も多く、日本のことを外国人に伝えるメディアとして評価が高いです。
「週刊実話」「週刊大衆」「アサヒ芸能」といった週刊誌を情報元としているので、英字新聞が元となっている「The Japan News」とは少し毛色が違います。
記事ごとにコメントを付けられるので、ユーザー同士で読んだ記事についてディスカッションできるのも、国内英字メディアでは珍しい特徴です。
NHK World-Japan

サイト名 | NHK World Japan |
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URL | |
料金 | 無料 |
事業者 | NHK |
NHK world Japanは、日本の公共メディアNHKが運営する国際ニュースサイトです。
利用料金はかからず、無料で全機能を利用できます。
日本とアジアのニュースを主要に扱っており、最新ニュースを配信しています。
言語は英語や日本語を含む19言語から選択可能。
NHK自体がテレビメディアということもあり、動画付きのニュースが多いです。
日本の会社が配信しているので日本人目線のニュースにはなりますが、公共メディアなので公平性を意識したニュースなのが特徴。
記者の思想などが入り込みにくく、フラットな目線の国内ニュースを読めます。
動画やニュースのライブ配信など映像コンテンツが豊富なので、英語でニュースを知りたいけど文字を読むのは面倒という方にオススメできます。
BBC

サイト名 | BBC |
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URL | |
料金 | 無料 |
事業者 | BBC |
イギリスの公共放送局「BBC」のニュースサイトです。
事業者はイギリスですが、扱うニュースはイギリスだけでなく世界的なニュース全般を扱っているので、海外ニュースを知りたい方におすすめです。
中立な立場の報道機関で、色眼鏡無しで海外のニュースを読めます。
動画などの映像メディアも豊富です。
言語は英語ですが、細かく区分すると「イギリス英語」になるのが特徴。
日本の英語教育はアメリカ英語に近いので、アメリカ英語に慣れた日本人が見たり聞いたりすると違和感があるかもしれません。
日本で生のイギリス英語に触れる機会は少ないので、興味があれば一度サイトを閲覧してみましょう。
CNN news

サイト名 | CNN news |
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URL | |
料金 | 無料 |
事業者 | WarnerMedia |
アメリカのニュース専門放送局「CNN」のWebメディアです。
アメリカだけでなく世界中の経済やビジネス、エンタメなど幅広いジャンルのニュースを扱っています。
「BBC」と似ていますが、単純に「BBC」のアメリカ版とはいい切れません。
中立な報道姿勢のBBCに対して、CNNはリベラル系です。
例えばではアメリカ民主党支持の報道が多いなど、若干偏っているので、人によって合う合わないがあると思います。
サイトは無料で利用できるので、海外ニュースを中心に知りたいならBBCとCNNを比較してみましょう。
オススメ英字新聞5選
The Japan News

新聞名 | The Japan News |
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発行 | 日刊 |
料金 | 月額3665円 |
発行元 | 読売新聞東京本社、読売新聞大阪本社 |
公式サイト |
読売新聞社が発行している英字新聞です。
国内発行の英字新聞は英語学習者向けのものが多く、教材として優秀でも純粋にニュースを知りたい場合はイマイチな場合があります。
The Japan Newsはどちらかと言えば在日外国人向けで、日本語の解説や和訳はかなり少ないです。
読売新聞に掲載された記事の翻訳、英字新聞武器者のオリジナル記事、提携先の海外紙からの引用記事などが掲載されています。
発行元が読売新聞なので国内ニュースがメイン、日本人目線と行った特徴があり、日本のニュースを英語で読みたい場合は一番オススメできます。
曜日によって異なる特集では「食」「観光」「ポップカルチャー」などを紹介しており、時事ニュースだけでなく日本の文化を知りたいという外国人の需要にも答えています。
月額3,665円という価格は英字新聞にしてはかなりリーズナブル。
日刊の英字新聞は月額5,000円以上もザラなので、コスパ最強です。
ウェブ版でも記事を公開しており、定期購読契約者は過去記事も含めて全記事閲覧可能。
電子版と新聞本体をどちらも利用したい方は、The Japan Newsを定期購読するのが無難です。
一週間の試読もあるので、検討している方は申し込んでみましょう。
The Japan Times

新聞名 | The Japan Times |
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発行 | 日刊 |
料金 | 月額5660円 |
発行元 | The Japan Times |
公式サイト |
国内発行の日刊英字新聞です。
国内ニュースを英語で知りたい方はThe Japan NewsかThe Japan Timesの二択で考えていいでしょう。
読売新聞が発行しているThe Japan Newsと違い、ジャパンタイムズは日本語の新聞を発行しておらず、英字新聞のみ発行しています。
語学学習者向けの側面もあるThe Japan Newsと違って完全に在日外国人向けで、紙面に日本語は一切出てきません。
The Japan Timesは国内で編集・発行していますが、海外で編集・発行しているThe New York Timesと業務提携しています。
自宅に届く紙面は2紙混合とも言える内容で、海外のニュースもバッチリ掲載されているので、国内ニュースを知りつつ海外のニュースも手厚くチェックしたい方にオススメです。
価格は5,660円と、ジャパン・ニューズに比べるとやや高額ですが、日刊英字新聞の平均を考えれば相場の範囲内です。
国内外両方の目線で記事を読める2紙混合のメリットを考えれば、むしろ安い部類。
電子版も公開しており、定期購読者は全ての記事を閲覧可能。
電子版単体だと無料で月10記事、ライトプラン(月額900円)で月80記事、デジタルプラン(月額3,000円)で記事読み放題になります。
The Japan Timesは、1週間の無料試読を受け付けています。
気になる方は試読をしてみるとイメージをつかみやすくなります。
Nikkei Asia

新聞名 | Nikkei Asia |
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発行 | 週刊 |
料金 | 月額3,900円 |
発行元 | 日本経済新聞 |
公式サイト |
幅広い話題を扱う他紙に比べて、特化型なのがNikkei Asia。
アジア各国・地域の経済、制作、企業動向、科学技術などを掲載した英字新聞です。
世界中の記事ではなくアジアのニュース、それも経済系の記事オンリーなので需要は絞られますが、その分内容は濃くなっています。
国内で仕事をするビジネスマンなら知っておきたい情報、知っておくと仕事に活かせる情報を確実に得られます。
世界中色々な地域のニュースを知りたい、ビジネス系だけでなく幅広い記事を読みたい方には向きません。
刊行ペースは週刊。
毎日新聞を読む時間は確保できないけど、週末などにまとめて情報をチェックしたい方にオススメです。
The Wall Street Journal

新聞名 | The Wall Street Journal |
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発行 | 日刊(週5回) |
料金 | 年間120,000円 |
発行元 | ダウ・ジョーンズ社 |
公式サイト |
The Wall Street Journalはアメリカで発行されている経済紙です。
世界最大の経済新聞として、アメリカを中心に世界中の経済活動や金融に関するニュースを掲載しています。
スポーツや生活など一般的な記事も掲載されてはいますが、主に海外の信頼できる最新ビジネス情報をチェックする必要のある人など、ビジネスマン向けの新聞です。
掲載されている記事はすべて署名記事で信頼性が高く、「世界で最も大きな影響力を持つメディア」の一つと言われています。
ネックなのは価格で、海外発行の英字新聞はどうしても高くなってしまいがちです。
年間120,000円の一括前払いを、いきなり支払うのは躊躇してしまいますよね。
The Wall Street JournalはWeb版も公開しており、一部記事は無料で閲覧できます。
まずは記事に目を通してみて、有用そうなら購読してみましょう。
5日間の試し読みもできるので、購読する前に一度試読してみましょう。
TIME

新聞名 | TIME |
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発行 | 週刊 |
料金 | 年間19,500円 |
発行元 | TIME USA、LLC |
公式サイト |
TIMEは厳密には新聞ではなく週刊ニュース誌ですが、英字でニュースを知る手段として優秀なのでご紹介します。
アメリカで発行されている英文週刊ニュース誌で、政治、経済、エンタメ、娯楽など様々な情報を網羅しています。
1923年創刊と歴史が古く、権威あるニュース誌ということで信頼できる内容です。
日本では入手しにくい海外のホットな話題をしっかりキャッチできます。
日本で報道されるニュースとの視点の違いも実感できると、グローバルな視点を持った日本人からも好評です。
単品購入で一冊1,100円という値段は結構お高いですが、定期購入だと年間19,500円、一冊辺り375円まで割り引かれるので、読み続けるなら断然定期購入がオススメです。
まとめ
海外ニュースや国内のニュースを英語で知るためのニュースサイトや英字新聞は、それぞれ特徴やメリットが異なります。
手軽に読めるニュースサイトは一度アクセスして記事を読んでみるのが一番手っ取り早いです。
英字新聞の場合はそうも行かず、購読するには料金が必要なので手を出しにくいですよね。
試し読みができるものもあるので、定期購読を申し込む前に一度試読を申し込んでみてください。
この記事を書いた人

コラム作成チーム
がってん!編集部