2020年12月08日更新
できるビジネスパーソンは情報収集の効率が違う!オススメの情報収集方法を解説
情報収集はビジネスパーソンに必須スキル。
資料作成、営業先での業界ニュースの話題、スキルアップなど、情報収集が活きる場面は山程あります。
できるビジネスパーソンの違いは情報収集にあるといっても過言ではありません。
「できる人はどのように情報収集しているの?」「ビジネスで有効な情報収集が出来るアプリって?」など、情報収集に関する悩みを抱えるビジネスパーソンは多いです。
この記事では効率のいい情報収集方法やコツ、アプリの活用方法をご紹介します。
目次
ビジネスパーソンの情報収集とは
効率よく情報収集するためには、情報収集の手段以前に目的や注意点を考えなくてはいけません。
ビジネスパーソンが情報収集する目的
情報収集の目的は大きく分けて2つあります。
情報収集の目的
- ビジネスで成果を上げるための情報収集
- 単なる勉強のための情報収集
どちらも大切ですが、ビジネスパーソンにとって特に重要なのは成果を上げるための情報収集です。
ビジネスで成果を上げるための具体的な例を上げれば、情報収集で得た知識から新しいアイデアを生み出す、情報を資料化して仕事で活用する、企画の提案でデータとして活用するなどの目的で行います。
具体的に何を目的に情報収集しているかを意識しないと、目的からずれた情報も集めてしまい効率が悪くなります。
情報収集する目的や、集めた情報の活用方法を明確にしてから行いましょう。
ビジネスパーソンが情報収集する注意点
情報収集の際には、以下のことに気をつけましょう。
- 不必要な情報は集めない
- 出典が信頼できるか確認する
- 情報が事実かどうかを意識する
前述のように目的が不明確なまま情報収集すると、不必要な情報にまで目を通すことになり効率が悪いです。
また、「いつか役立つかも」という意識で情報収集すると、今必要な情報がなかなか集まりません。
自分に必要な情報を最適なツールで収集できないと、情報収集の効率が悪くなります。
情報収集に時間をかけすぎて、本業に専念できなくなってしまうと本末転倒です。
短時間で効率よく情報収集できるように気をつけましょう。
インターネットから情報収集を行う場合、情報の発信元をチェックする癖をつけましょう。
インターネットでは誰でも情報を発信できるので、発信元が信頼できないケースも多いです。
十分信頼できる人や組織が発信した情報であるかの確認は必須。
内容はもちろん大切ですが、誰が発信しているかも同じくらい大切です。
目にした情報が事実なのか、書き手の意見なのかを区別しましょう。
明確に事実を記しているのか、事実に対して意見を述べているのかを混同してしまうと、情報は正しく活用できません。
事実の情報を活用してビジネスに活かしたり、信頼できる人物の意見を他の人と共有して意見交換するなど、事実か意見かによって活用方法が異なってきます。
「Buy the rumor,Sell the fact」。最新時事ネタを集めるならニュースアプリ
情報収集の大切さを示す相場格言の1つに「Buy the rumor,Sell the fact」というものがあります。
「噂で買って、事実で売る」という意味です。
「優れた新製品が開発されそう」「業績が爆発的に伸びそう」といった噂や予測があると、投資家から高く評価され株価が上昇していきます。
実際に噂が真実となり良い業績を出すと、将来性を見込んで買っていた人が売りに転じるので、株価は反転して次第に下がっていきます。
良い業績が発表されたのに株価が急落するというケースもあるくらいで、結果が出てから銘柄を買っていては遅く、高値掴みのタイミングになってしまうのです。
つまり、経済の世界では結果が出る前に動かないといけません。
将来性を見込める噂の段階で情報をキャッチしていなければ、成功はありえません。
最新の情報をいち早く入手することが大切です。
とはいえ、早ければいいというものでもなく、信頼性の高い情報でなければ意味がありません。
情報収集をするときは、早くて信頼できる情報を得ることが大切です。
最新のニュースを得るなら、現代ではネットのニュースを活用するのが一般的。
ニュースソースとして信頼できる組織が運営しているニュースアプリの利用をおすすめします。
ニュースアプリは複数を使い分けよう
情報収集の手段として、紙の新聞とニュースアプリを併用して使うのが効果的です。
紙の新聞は現代では古臭いイメージがあるかもしれませんが、一覧性があり、扱いの大小でニュースの重要度もわかりやすく、社会全体の動きを把握出来るという点でニュースアプリよりも有効です。
さまざまな情報を一度に得られる反面、必要な情報だけを知りたい場合は手間がかかったり情報が不足するケースが多いです。
逆にニュースアプリはキーワードを設定して情報を追う、検索機能で必要な情報に絞って収集するなど、特定の情報を集めるのに向いています。
紙の新聞はかさばるし読みたくないという方も、大手新聞社がリリースしているニュースアプリは利用したほうがいいでしょう。
ニュースアプリに関しても、広くニュースを知るためのアプリと、カスタマイズして自分の必要な情報を集めやすいアプリを使い分けるのをおすすめします。
媒体やアプリごとに特性が違うので、それぞれの長所を生かして活用することで、効率いい情報収集ができます。
通知やカテゴリなど、賢く使いたいニュースアプリの機能
ニュースアプリには効率的に情報収集するための機能が色々あります。
効率的に利用するために、以下の機能はきちんと設定しておきましょう。
- カテゴリ設定
- 通知設定
- 地域設定
カテゴリ設定
特定の情報を集めるためにニュースアプリを使う場合、カテゴリ設定できるものを選びましょう。
ニュースアプリで配信される内容は政治、経済、社会、国際、スポーツ、芸能など様々です。
これらすべてをチェックしていては、必要な情報に絞って収集するのに手間も時間もかかります。
ニュースアプリの中には、カテゴリやジャンルごとに表示設定を変更できるものがあります。
自分に必要なカテゴリのみ表示させることで、短時間で効率よく情報収集できます。
通知設定
ほとんどのニュースアプリは、プッシュ通知機能があります。
最新ニュースや緊急ニュースを通知する機能で、いちいちアプリを開かなくても重大ニュースがわかるので便利です。
しかしニュースアプリを併用していると複数の通知が来てしまうので、いちいち確認するのは無駄が多くなり、面倒です。
アプリごとに通知設定をしておきましょう。
基本的にはプッシュ通知のオン・オフの設定だけですが、アプリによっては緊急性のあるニュースのみ通知、定期ニュースの通知時間設定、おすすめニュースのみ通知などさまざまです。
特に通知ニュースのジャンルを設定できるアプリだと、有用なニュースをいち早く入手できるので効果的です。
通知をきちんと管理できれば、ニュースアプリの長所の1つ「速報性」を最大限活用できます。
地域設定
地元に関する情報が有用な場合、地域設定できるアプリを選びましょう。
ニュースアプリは全国規模のニュースが中心で、地元の小さいニュースが欲しい場合はチェックするのが面倒です。
アプリによっては地域設定することで、ローカルニュースをまとめて確認できます。
地域の動向がビジネスに活用できる人は、最低1つはローカル情報を集めやすいアプリを使いましょう。
まとめサイトは見ない
インターネットを活用した情報収集では、情報源を読みやすく編集した「まとめサイト」を活用する方もいます。
確かに読みやすくわかりやすいですが、ビジネスに活用する目的で情報収集するならまとめサイトはおすすめしません。
まとめサイトの多くは、広告やアフィリエイトを使った広告収入を目的に運営されています。
広告収入を増やすにはページの閲覧数を増やす必要があるので、読みやすい文章に編集しています。
そういったサイトは、情報を正確に伝えることよりも、キャッチーで話題になりそうな記事を公開する傾向が強いです。
批判や悪口だけに偏って載せていたり、資料の原文を理解できないまま記事を書いていたり、裏を取らずに事実を間違って掲載しているケースもあり、客観性が薄いので情報収集には不向きです。
まとめサイトの情報に全く価値がないとは言いませんが、情報を得たあとに内容が正確か自分で見直す必要があるので効率はよくありません。
ビジネス用に情報収集するなら、大手のマスメディアが配信している記事など、信頼できるプロの目を通した情報をオススメします。
特に積極的に活用したいのは「資料の原文」。
ネットの普及で資料の原文も簡単に閲覧できるようになっており、外務省や首相官邸のサイト、各省庁の会見記録、国会の議事録といった資料の原文を読めます。
下手に編集されたりしていないので、一番正確で信頼できる情報です。
記事を読んでいて内容がわかりにくい時は、資料の原文をチェックしたほうが意味がつかめることもあります。
効率いいニュースの読み方
ニュースは配信元や内容を選ぶだけでなく、読み方次第で効率が大きく変わります。
効率のいいニュースの読み方の基本は「必要な記事だけを読み込む」です。
例えば新聞でニュースをチェックする場合、すべての記事をしっかり読み込んでいると結構な時間がかかります。
一度各ページの見出しに目を通し、気になったニュースだけを読み込むといった方法をとると、効率よく必要な情報を収集できます。
ただし、1面の記事は社会への影響が大きいネタが分かるので、興味がなくても1面の記事はちゃんと読んでおきましょう。
ニュースアプリの場合も同様に、見出しをチェックして気になったものを詳しく読むというスタイルだと効率がいいです。
「政治」「経済」などカテゴリ分けされているので、特定のカテゴリの記事全てに目を通そうとする方もいますが、効率を求めるなら気になるものだけを読み込みましょう。
重大なニュースはプッシュ通知を利用するか、アプリによってはトップページで重大なニュースをピックアップしているのでそこから確認しましょう。
海外のニュースを収集しようとした場合、海外メディアを原文で読もうとする方がいますが、あまりおすすめできません。
翻訳の過程でニュアンスが変わることもあり、原文のほうが記事の本意はわかりやすいですが、母国語で読むほうが効率がいいのは明らか。
海外メディアでも日本語で読めるサイトは結構多いので、日本語で情報を得られるなら、まずはそちらに目を通しましょう。
その上で気になる記事だけ原文で読み込むようにすると、海外メディアを使った情報収集も効率良くなります。
読み方を工夫するだけで、インプットの効率は大きく変わります。
それぞれの媒体に合わせた上手な読み方で、効率よく情報収集しましょう。
情報収集はメディアサイトやメディアアプリがオススメ
ネットで情報収集するなら、メディアサイトやメディアアプリ、新聞の電子版がおすすめです。
ほかにも情報収集の手段として、SNSの活用や個人サイトもありますが、これらはおすすめできません。
大手マスメディアが運用しているサイトやアプリと、個人サイトやSNSの大きな違いは、「プロが目を通しているか」です。
SNSや個人のサイトの中には、知識を持った専門家の投稿もある一方、偏見やデマの情報も多く見受けられます。
事実確認をしていない情報が飛び交っているので、「この記事の内容は正しいか」を毎回吟味しなければなりません。
毎回内容が正しいかをチェックするのは時間がかかり非効率です。
メディアサイトやメディアアプリも絶対に正しいわけではありませんが、プロの目で編集、校閲の過程を経て、裏取りもきちんと行っています。
少なくとも個人サイト、SNSよりは信頼できる情報です。
信頼できる発信元を利用するのが、効率いい情報収集の第一歩。
マスメディアが運営するメディアサイト、メディアアプリを活用して、時間をかけずに必要な情報をキャッチすることからはじめましょう。
編集部オススメのニュースアプリ3選
読売新聞オンライン
アプリ名 | 読売新聞オンライン |
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対応OS | iPhone12.0以降、Android6.0以上 |
料金 | 無料 |
更新頻度 | ニュースが入れば都度更新 |
通知 | 重大ニュースはプッシュ通知あり |
特徴 |
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ニュースアプリに迷ったらコレ!
世界一の発行部数を誇る新聞紙「読売新聞」の電子版です。
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扱うジャンルが多いニュースアプリは「広く浅く」で、詳細な情報が集まりにくい傾向があります。
読売オンラインは運営が新聞社なので、広い範囲で十分な読み応えの記事を配信しているのが最大の魅力です。
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一部の記事は読者会員限定(読売新聞購読者限定)で、電子版のみの契約はできないのが欠点といえば欠点ですが、読売新聞をすでに購読している場合は無料で全機能を利用できます。
地域設定をすればローカルなニュースも閲覧可能です。
スマートニュース
アプリ名 | スマートニュース |
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対応OS | iOS11.0以降、Androidはデバイスによりバージョンが異なる |
料金 | 無料 |
更新頻度 | 1日4回まで(時間と回数は自分で設定可能) |
通知 | 重大ニュースはプッシュ通知あり、更新ごとに主要ニュースを通知 |
特徴 |
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スマートニュースが配信する記事はオールジャンル型で、幅広いジャンルの記事を扱っています。
スマートニュースはUIが使いやすいのが特徴で、記事ジャンルごとにタブ分けされていて自分が読みたいジャンルの記事を探しやすいです。
タブは表示・非表示を自分で設定できるので、使いやすいようにカスタマイズが可能。
サクサク記事を探せるので、ちょっとした時間にも使いやすいです。
重大なニュースは通知で知らせてくれる他、定期的な更新のたびに主要ニュースを通知してくれます。
記事内容的には割と浅めなので、このアプリ1つですべて網羅!とはいきませんが、大きなニュースをざっくり確認する用のアプリとしては有効です。
産経プラス
アプリ名 | 産経プラス |
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対応OS | iOS8.0以降、Android4.1以上 |
料金 | 無料 |
更新頻度 | ニュースが入れば都度更新 |
通知 | 重大ニュースはプッシュ通知あり、1日4回おすすめニュースを定時プッシュ |
特徴 |
|
産経プラスは産経新聞の政治経済ニュースを中心に、サンスポやzakzakなどのニュースを配信しているニュースアプリです。
記事内容は一応オールジャンル扱っていますが、政治経済系が得意分野です。
ビジネスパーソンが使うならうってつけで、エンタメ色が強いアプリと比較すると硬派な内容と言えます。
他のアプリと比べると海外ニュースに強く、「超速報」カテゴリでは海外の速報も定期的に配信されます。
海外のニュースは外国語なので、配信先の言語がわからないと意味がないですが、見出しだけは日本語なので海外で起きていることをなんとなく把握できます。
海外の動きが仕事に直結する方は、入れておいて損はないでしょう。
また、海外とは別に「東アジア」カテゴリがあり、近隣アジアの情報をガッツリ扱っているのも、刺さる人には刺さります。
まとめ
できるビジネスパーソンは効率よく情報収集を行っています。
ネットで何でも簡単に見られる時代だからこそ、情報の集め方を工夫しなければどんどん時間を浪費してしまいます。
まずは情報収集の目的、注意点を意識してみましょう。
その上で、ニュースを配信する媒体、ニュースの読み方に気をつけると情報収集の質はグンと上がります。
効率的な情報収集で、ビジネスパーソンとしての情報収集能力を高めていきましょう。
この記事を書いた人
コラム作成チーム
がってん!編集部